2022W杯観戦記、二十一日目(2022年12月18日)

決勝トーナメント・三位決定戦

クロアチア・モロッコ(生観戦)

今大会唯一の再戦。クロアチアは前回準優勝しているし、ここはモロッコに勝ってもらってアフリカ勢初の第三位を取ってほしいところ。ということでモロッコ推しに決めました。すまねえコバチッチ。こんにちはツィエク。

前半7分にちょっと遠めのところからクロアチアフリーキック。解説の中村俊輔の「まあファー狙いでしょうね」という言葉を聞いていたかのように、ニアにボールを入れるマイエル。まあ小憎たらしい。そのボールをペリシッチがゴール前に返し、グバルディオルのダイビングヘッドがゴールに突き刺さる。デザインされたセットプレーって感じ。

今日はクロアチアか、、、とか考える暇もなく、今度は9分にモロッコがセットプレーから得点。ツィエクのキックをマイエルがボックス内に弾いてしまい、ゴール前高く上がってキーパー的に中途半端になったボールをダリが上手く頭で合わせる。マイエル・・・。なんか大味な試合に成ってきたなと少し不安になる。

が、そんな不安を払拭するように、仕切り直した両チームはとても締まったいい試合を見せてくれた。特にCLが控えていてお休みしててもいいはずのモドリッチが、さすがに疲れは隠せないけど、いつものごとく最終ラインでボールをさばいていたかと思ったら、ゴール前でシュートで終わる、奮闘している姿には涙。アンタ休みなはれ。

ロッコもモロッコで黙っていない。右サイドからハキミ、ツィエクがグイグイ上がってきて、クロスを入れればエンネシリ。フランスにもポルトガルにも対等に戦えたこのやり方。怖い怖い。

とかなんとか言っていたらクロアチア、ゴール前でなかなかゴール方向に向けずボールをコネコネと回して、左サイドのオルシッチが何とかノーマークになったのでシュートを撃ってみたら、右のポストに跳ね返ってそれがゴールに入る。そんなんありか。クロアチア逆転。

後半に入ると、ハキミがインサイドハーフと言うか前目のボランチと言うか、とにかく中に入って攻撃力の増加を図るが、相変わらずゴールに届かず。もう少し決定力のあるストライカーがいたら、モロッコも違ったんだろうけど、これだけタレントがいたらそれはぜいたくと言うものですね。エンネシリ一本だとどうしても捕まってしまうし。たとえ彼にそれを引きはがす能力があったとしても。

ということで結果はC2-1Mでクロアチアの勝利。3位決定戦ってもっとやる気のないものだと思っていたけど、非常に良い試合だったなと思いました。

あとフジテレビの実況は、自局が取った枠である三位決定戦をどうにかして権威あるものにしたかったのか、言葉で盛り上げようとするのが痛々しかったです。いい試合は見れば伝わるんだから、淡々とやってくれ。

以上です。さあ決勝戦だ。