2022W杯観戦記、十一日目(2022年12月2日)

日本・スペイン(生観戦)

前半耐えて後半攻撃的な布陣で点を取りに行く「ドイツ方式」をもう一度やり切った日本。マジ嬉しい。

それにしてもあの三笘のギリギリの折り返しは賛否両論込みで後世に語り継がれるんだろうなーと思ってしまう。神の手レベルですよ、アレ。入ってたけど。

スペインもカルバハルやアルバといったローテーションメンバーを突っ込んで取り返しに来ていたけど、ドイツがコスタリカに追いついて逆転したの知ったくらいの時間から、無理せずにアセンシオのミドルでワンチャン、というスタイルに落ち着いた気がする。J2-1S

正直、ドイツ、スペインを破ってリーグ突破するとは、この組み分けがされた時には思いもしなかった。奇跡のような結果だが、だからこそコスタリカ戦の敗戦が気になってしかたがない。あの状況の再現だけは絶対に避けないといけない。

あと、やっぱりアスピニキと長友の戦いはワクワクしたね!

クロアチア・ベルギー(後追い観戦)

お互い最後の20分くらいで持てるものをすべて出し切って攻め合った激闘。

引き分け以上でも良いクロアチアの方が心理的余裕があったせいか、落ち着きをもっていた印象。ベルギーは攻めに関しては各人の強烈なスキルがあるのに、中盤から後ろが安定しないからどうしても迫力が出ない。解説者がベルギーの守りの緩さを指摘していたけど、1試合目からそうだったし、今更感。

後半、ルカクが出てきても、焦っていたのかゴール前でことごとく外しているんだから、そりゃ勝てないわね。今大会に関しては負けるべくして負けたベルギーって感じ。C0-0B

それにしてもモドリッチ、前大会のカンテのように前後左右に顔を出して相手のチャンスを潰し、自軍のチャンスを演出する。これが次の相手なのか、と思うとゲンナリします。

カナダ・モロッコ(後追い観戦)

カナダ、1試合目から見てきて、整然として本当に良いチームなんだけど、優等生すぎてモロッコみたいに個々人の足元が巧みな不良チームが相手だと、簡単にかわされてしまってなんだか可哀そうな展開だった。

それを印象付けるかのように、カナダキーパーが飛び出して処理したボールをツィエクがカットして無人のゴールに落ち着いて入れる。飄々という言葉が非常によく似合うゴール。

それにしてもモロッコは暴力的な右サイドである。ハキミとツィエクで違いを生み出して支配してしまっている。たまに二人がどっちも上がりきってしまい、その裏を使われることもあったけど、それもまたご愛敬。

後半、モロッコの足が止まり、カナダも押し込む場面が増えるが、根性を見せるモロッコ。見どころの多い試合で楽しかったです。C1-2M

コスタリカ・ドイツ(後追い観戦)

初の女性主審の試合ですって。祝。

ドイツがチームでも個人でもどちらもコスタリカを圧倒していたけど、コスタリカも泥臭くドイツゴールに迫り、後半にはまさかの逆転。心が熱くなりました。

特にコスタリカの二点目、セットプレーで入ったボールをヘディングで折り返したらそのボールが転々としてゴールに転がるのをみんなで見てウワーとなっている様は、珍プレー感があって良かった。

そのあと、ドイツがお得意の帳尻合わせ、もといゲルマン魂を発揮し、三点もぎ取って逆転勝利。でも裏番組で日本が勝利したことでドイツはグループステージ敗退。悲しいなあ。(棒読み)C2-4G