2022W杯観戦記、十九日目(2022年12月14日)

決勝トーナメント・準決勝・一日目

アルゼンチン・クロアチア(生観戦)

前半。

立ち上がりは落ち着いた感じ。いつも通り、メッシがトロトロしてくれているので、クロアチアは落ち着いて攻撃を組み立てられるし、そのおかげか守備に転じても集中して中盤より下をミッチリ守れて、アルゼンチンに上がらせない。

でも前半も半分を過ぎたあたりから、アルゼンチンもギアを上げてくる。バイタル付近での巧妙なパス回し、中盤の激しいプレス。こうなってくるとアルゼンチンが試合を支配し始める。

30分過ぎに、アルバレスの飛び出しにリバコビッチが阻止でファウルを取られてしまい、PK。当然メッシが決める。アルバレスいい飛び出ししたなあ、と思って見ていたら、今度はそのアルバレスハーフウェイラインから1人で持ち込み、1人で突破し、ゴールまで決める。え、今のって5人抜きに匹敵するくらいすごくない?とか思いながら、めっちゃ感動していた。

それにしてもアルゼンチン、イケイケである。ついにはメッシまで前線で追い始める。数プレーだけど。オタメンディモドリッチのシュートを真正面でブロック。じつにオタメンディみのある、素晴らしいプレーである。

後半。

クロアチアのままならなさに業を煮やした解説の本田△こと本田さんが、「僕クロアチア応援しますわ」とまさかの肩入れ発言。この人は苦労する道を選ぶ人だと改めて思った。早速クロアチアコバチッチ褒め。当然チェルシーファン的にはニヤニヤポイント。

本田さんが応援に加わったとはいえ、前線でのアイデアがないクロアチア。中盤で勝ててもフィニッシュにいけない。応援するクロアチアのふがいなさにあからさまにイライラし始める本田さん。勝手なお人だ。

後半も半分を過ぎたころ、メッシが右サイドから突破を図る。今大会で名前を上げまくったグバルディオルをメッシが完全に抜ききってからの折り返し、それに合わせたアルバレスがゴール。世界一のプレイヤーによる世界一のプロセスでのアシスト。そしてアルバレスは今日3点に絡んでいる隠れハットトリッカー。なんかもう、ね。勝負ありよ。

という気持ちがアルゼンチンベンチにもあったんでしょうね。ここからは在庫一掃セールで、今大会にまだ出られずにいた選手を次々に投入。その中には僕らのディバラもおりました。ベビーフェイスのすごいやつ。たまたまそのすごさを出すのに、強打者並みの打率が必要なだけであります。ちなみに今日は凡退の日だったようです。

クロアチアも意地を見せるんですが、如何せんゴールが遠い。アルゼンチンベンチのみんなは笑ってる。お日様も笑ってる(夜だけど)。笑っちゃいけない、って思ってるのか、口元を隠している奴も、堂々と目が笑ってる。そのまま試合終了。いいもんたくさん見れた試合でした。A3-0C

終了後、Twitterで、地上波のMCが松木さんだとわかり、ABEMA見ててよかったなと思いました。

以上です。