決勝トーナメント・準決勝・二日目
フランス・モロッコ(生観戦)
前半。
完全にモロッコのホームですな。新しい景色を見せてほしい、とここでまさかの言葉が自分の中から出てきたことに驚きです。フランスにも頑張ってほしいんだけど。
前半のド頭、グリーズマンにスルーパスが出て、グラウンダーのクロス、そこからエムバペがシュートを打つがディフェンスがブロック、こぼれ球がファーに流れ、そこにいたテオがボレーで押し込んでフランス先制。堅守のモロッコ、と実況がやかましく騒いでいる割に、するっと点が入ってしまう。まあこう言うこともあるわね。準決勝で痛すぎるけど。
モロッコも守りのルール決めが実にしっかりしていて、相手がアタッキングサードに入ってくると、必ず人数をかけて一気に取りに行く。前からしつこく追わない代わりに、自陣で確実に取り切る。そして自陣の狭いところでもデュエルで相手を剥がし、パスを確実につないで一気に攻めに転じる。一人一人の技術がないとものすごくリスキーな戦術だけど、これを実行できるという時点でこの国がたまたま勝ち上がってきたような国ではないことがわかる。
とはいえモロッコ、最後の一手が決まらず、基本的にはフランス押しの時間が続く。モロッコにアムラバトがいるならば、フランスもグリーズマンが守備に攻めに八面六臂の大活躍。前大会のカンテかお前は、というツッコミも出てしまう。1-0のまま前半終了。
後半。
エムバペが本領発揮。左サイドのライン際をぶっちぎるプレーをガンガン見せるが、アムラバトもそれについていき、勝ったり負けたり。エムバペと互角の勝負ができる時点でアムラバトすごい。
後半10分台はモロッコ押し込みタイム。お得意のサイド攻撃で右から左から崩すけど、やっぱりフィニッシュまで持って行けず。惜しい。ここでもやっぱりグリーズマンが効いてるんだよな。
ていうかグリーズマン。気が付けば最終ラインで守備して、ボールを奪ったらそのまま持ち上がって決定的なパスを出すって、どっかで見た風景だと思ったらカンテではなくモドリッチですわ、コレ。チュアメニとフォファナを従えた将軍。こいつは伝説になるつもりなんや。
後半34分。エムバペがボックス内でキープし、ゴール前に転がしたボールに、デンベレに代わって出てきたコロムアニが合わせてゴール。さすがにこれで勝負あり。今日のモロッコは得点の香りが全くしないし。F2-0M
ちなみに今日はABEMAがクソうるさかったので、途中からNHKに変えて見ていました。選択肢が常に用意されているのは、サッカーをやるうえでも見るうえでも大事なことです。
以上です。