2022W杯観戦記、十八日目(2022年12月11日)

決勝トーナメント・準々決勝・二日目

イングランド・フランス(後追い観戦)

訳あって、どうしても生観戦できず、起きてから気になっていたイングランド・フランス戦を先に見ました。すべての情報を遮断してもう片方のポルトガル・モロッコの情報が入らないように徹底。これが策士というものです。

前半。知ってたけど、お互いビルドアップの質が高い。その中でもやはりフランスの攻撃は速い。数本のパスであっという間にゴールに迫る。その中でエムバペからデンベレグリーズマン、チュアメニとパスが回り、チュアメニがそこからミドルシュートをぶち込む。見事なゴラッソ。

このゴールをきっかけにイングランドが何度もゴール前に迫り、フランスは何とか跳ね返す。イヤー熱い戦い、好ゲームだぜ、と画面に集中していたら、実況が「この試合の勝者はモロッコと戦います!」とネタバレする。おい・・・何てことしてくれたんや・・・策士策に溺れる。

後半。相変わらずお互いがバチバチに攻め合う。注目のエムバペとウォーカーの走り合い、エムバペはあのウォーカーにも負けない。エムバペすげえ。

イングランドはサカが取ったPKをケインが決めて1-1に戻し、マグワイヤのヘディングやらルークショーのピンポイントクロスやらでフランスのゴールに迫るが、決まらず。もたもたしている間にグリーズマンの左からのクロスをジルーにヘディングで決められ、フランスに逆転を許す。

こんなに強いチームでもどちらかが落ちなきゃいけないんだな、と思って見ていると寂しい気持ちになってくる。何ならこっからリーグ戦で決めてくれたっていいのに。

マウントがボックス内で弾き飛ばされ、VAR発動。イングランドはPK獲得。ケインが蹴るが思いっきり上に外す。なんかそんな気がしたよ。イングランドはかなり強引に攻めるが、フランスも上手いものでしっかりといなして試合終了。本当に決勝戦みたいな準々決勝だった。E1-2F

ロッコポルトガル(後追い観戦)

アベマのおかげでネタバレはされたが、見なければ気が済まないので見ました。

前半。今回もクリロナはベンチ。まあ前回あれだけの結果を出したら、そうなりますわな。

始まっていきなりポルトガルのFKをジョアン・フェリックスがヘディングしてゴールを脅かす。なんというか、この試合はジョアン・フェリックスくん覚醒の試合と位置付けてもいいんじゃないでしょうか。ものすごく躍動していた。

ロッコはひたすら守り、ボールを奪ってからの個々人の対人スキルが凄すぎた。もうヒョイヒョイ抜いて前にボールを渡して、走る。テクニック込みのカウンター。それの結晶とも言うべきツィエクのスキルの高さ。後ろからプレスに来た相手を真横を素通りさせて自分はカットイン、とか格好良すぎて何度も見た。だって後追いだから。

で、そんなの関係ねえ、とばかりに誰よりも高く飛んでヘディングをぶち込んだエンネシリ。キーパーの手よりも高いところでミートしてたら誰も止められませんよ。ていうか、ゴールバーと同じくらいの高さまで飛んでない?やば。

後半。ポルトガルもベルナルドシウバ、ブルーノフェルナンデスと中盤のタレント力をフルに活かしてゴールに迫るが、フェリックス、ラモス、ロナウドがどうしてもモロッコのディフェンスとボノを崩せない。この攻めを守り切れるのは本物だなあと感心した。両サイドのタレントが、とか、いろいろ言われるけど、サイス・ヤミク・アムラバトはマジで強い。

最後の最後、ぺぺがクロスに合わせてヘディングするもギリギリのところで外した後、ヤミクがぺぺの頭にチュッとしたところがなかなかのクセつよシーンであった。M1-0P

以上です。