2021年10月8日の日記

UEFAネーションズリーグ(UNL)の準決勝に挟まれて、日本代表のW杯最終予選・サウジ戦がありました。全三試合見終えたのでツラツラと。

UNL準決勝・イタリア対スペイン。欧州王者のイタリアと、EURO準決勝でもそのイタリアを苦しめたスペインの再戦。個人的には断然スペインびいきでしたね、ええ。アスピニキとアロンソニキが両サイドに陣取っているアツイ展開でしたから。ジョルジーニョごめん。

流れが行ったり来たりして、見ごたえのある試合でしたが、特筆すべきはマルコスアロンソ兄貴が勝利の2得点すべてに絡んでいたということ。アロンソ>オヤルサバルのラインはちょっと神がかっていましたね。ボヌッチの退場も効いて、スペインの勝利。

で、10月8日の午前2時キックオフのW杯最終予選・サウジ対日本戦をライブ観戦しました。残念ながら日本は負けてしまいました。先日のオマーン戦後に思い付くままに上げた「アジアカップ(2019年初)から変わらない森保ジャパンの特徴」を再掲しつつ感想を述べますが、

・決定機を生み出せるパターンが一つしかなく、そこが防がれた場合のオプションを持たない

>今回も鎌田・南野からの大迫ラインに固執して、前半15分くらいから完全に3人が消されていました。で、仕方ないから外からラッキーパンチ宜しくポンポン放り込む展開。

・前半で出た問題点が後半に改善された試しがない

>せめて、後半頭から柴崎は替えるべきだっただろ・・・と思ったら、その柴崎から美しいオウンパスが出たのは、本当にびっくりした!

・リーグ、代表選、五輪、と戦い続けてきた選手をローテーションせずに、毎回ほぼ同じメンバー固定で戦おうとするので、あからさまに動けない選手が続出する

>遠藤・・・。

・選手交代のタイミングと交代させるカードが変

>柴崎のオウンパス後の下げ、古橋とオナイウのサイド起用、最後の最後で中山投入、と今回もまぶしく輝く珍采配。

・招集する選手が偏っている

>ちゃんと選手の最新の実績を見てたら、いつもと同じメンバーにはならないっしょ。

・なんか、選手間の仲悪そう

>後半になればなるほどつながりが希薄になりますよね。

という感じの、ある意味「森保イズム」が徹底された通常運転だったので、負けても仕方ないかな、というのが正直な感想です。早く監督変えてあげて。

で、日本戦が終わってすぐに始まったUNL準決勝・ベルギー対フランス。どちらもコンパクトに陣形を保ち、ボールを素早く回して、相手の嫌がるところに動いて敵を出し抜いて、って私の見たかったサッカーが全てここにありました。ちょっとサッカーが嫌いになりかけていただけに、ちょっと涙目で見てました。

眠気に勝てず、前半だけしかライブ観戦しませんでしたが、ベルギーお得意のワンタッチパスから縦に早い攻撃で敵陣に迫り、デブライネのラストパスからカラスコが、ルカクが、次々にゴールを奪う。ああ、これはベルギーの試合だな。と思いながら床に就きました。

で、翌日後半を見てみたら、エムバペにボールを持たせてベンゼマがパスを受けてゴール、グリーズマンがPKを取ってエムバペ蛾決めて2点目。追いついてしまいました。すげえ。

その後もフランスの怒涛の波状攻撃をクルトワが止め、ルカクがシュートを決めたらオフサイド、と見どころ満載のゲーム。最後の最後でテオ・エルナンデスが中距離砲を叩き込みフランス勝ち越し。これは想像できない。結果フランスが勝ちました。

結局、UNLの試合を見ることで、日本対サウジ戦は夢だったんだな、という気分にまで昇華することができました。さあ、切り替えてオーストラリア戦に臨もう!どんな監督がいいかな?今から楽しみです。

現実路線で考えてフリーのバルベルデ氏なんてどうでしょう。