2021年7月9日の日記

EURO観戦記#21。

準決勝二試合をまとめて。

イタリア対スペイン。

あれだけ中盤が締まっていて攻守のバランスが取れていたイタリアに対して、スペインがさらに上をゆく芸術的なポゼッションサッカーを見せ、イタリアにサッカーをさせない。まあ何と楽しい試合なんでしょう。と頬が緩みっぱなしでした。

得点もイタリアのキエーザがドンナルンマからのカウンター一閃で点を決めると、スペインも負けじとモラタが、この日切れまくっていたダニオルモとのワンツーで決める。

「代表で決めないエースストライカー」「ナチュラルボーン戦犯」と(私に)呼ばれたモラタが、非常に貴重な一点を取る。ごめんよモラタ。

で、延長戦。スペイン、三戦連続の延長戦、って体壊すよ。と心配していたけど、相変わらず主導権を握り続ける。が、ゴールが遠くPK戦へ。

すると、よりによってダニオルモとモラタがPK失敗し、イタリアの勝利。この試合で一番輝いた二人がPK失敗っていうのはドラマティックですなあ、と思ったものでした。

デンマークイングランド

序盤、イングランドがボールを持って優勢に進めるけれど、時間が経ってくるとデンマークも前線でのプレス、後ろからのカウンターとガンガンイングランドゴールに迫る。準決勝にふさわしいガチ激突。

ゴール近くからデムスゴーがFKを直接叩き込んでデンマークが先制すると、イングランドもサカ・ケイン・スターリングの三人で何度も決定機を創り出し、前半のうちにオウンゴールを誘発して同点。アツイ。

後半も続く丁々発止の試合展開に胸も熱くなるのだが、イングランドのキーパー、ピックフォードにボールが回った時だけはヒヤヒヤ感がすごい。キックが下手すぎるんだが、大丈夫だろうか。

で、延長に入ってスターリングがPKを取り、勝ち越しチャンス。ケインがキッカー。なんかやな予感するなー、と思っていたら、やっぱりシュマイケルがばっちり反応して、ウワーとなったところでこぼれ球をケインが押し込んでウオー。この時ばかりはスタンドのイングランドサポーターと同じ動きをしていた。

で、この点を守り切ったイングランドが決勝進出。わあ、よかったね。個人的にはイタリアが勝つんではないかなと思いますが、スピナッツォーラの穴が予想以上にでかいことがスペイン戦で分かったので、どうなることやら。

ところで、このデンマークイングランドの試合を見る前に、絶対に他のメディアは見ないぞ、結果を知らないまま試合を見るぞ!と気合を入れて情報統制をしていたのですが、試合を観ようとWOWOWの動画サイトを開いたら、試合と同じ画面上に「決勝戦のカードはイタリア対イングランドです」って表示されていました。バカなのかな、WOWOWは。

以上です。