2023年10月25日の日記

床屋さんに行って、息子氏の髪を切ってもらいました。

ちょっと長髪になりかけていた息子氏。それはそれで良いんじゃね、とも思うのですが、今のままだと目にかかって目が痛そう、というのと、丸刈りの親からすると息子氏が遠くに行ってしまいそうで寂しい。ということで切りに行くことになりました。子離れできません。

ということで、私がいつも行く床屋さんへGO。ちょっと気の短そうなオジサン理容師の多いフロア。蒸しタオルのせいで湿度と温度は常に気持ち高め。鼻につく整髪料の香り。昔ながらのハードスタイルのバーバーと言ったところでしょうか。

オジサン理容師に呼ばれ椅子に座る息子氏。さてどう切る、となった時に、いつもの自分のように「バリカンで丸刈り!3mm!」というわけにもいきません。

息子氏が普段通っている、いわばツーツーな美容師さんであれば「短めでだいたいこんな感じ」と言えば、じゃあこの辺はこうで、この辺はこうで、とドンドン設計図が決まっていくのですが、ここのオヤジたちにそんなホスピタリティがあるわけもなく。

私が「後ろは・・・そうだな、こんな感じで。前は・・・こんな感じかな。で、横は耳を出して・・・」みたいに言っていると「あんたそれは無理だよ」とか「それだと今言ったのと違うけど」とか、オジサンの頭の中で作られる設計図でバグが起こるようで、いちいち突っ込んでくる。

オジサンの方で気を利かせて、「ああ、こうしたいのね、じゃあこうね」としてくれたり、「つまり君の言いたいことはこういうこと?」と言語化してくれたりするととても助かるのですが、そんな気は微塵もないみたい。

私のような理髪素人のために、イメージと言葉を対応させてくれるリストなどあればいいのにな。と思うのですが、そういうのがあったためしがない。世の理美容師の方々、ここに今、ビジネスチャンスがありますよ!もうあるのかもしれないけど。あるなら置いてくれ。

素人がイメージしづらいことを何とか言語化して一言いうと、プロに否定で返される、というのは、なかなかキツイ構図です。初心者には優しく。というジャズセッションのイロハのイのようなことを考えてしまいました。

「僕、○○が好きなんです。うまく言えないけど、、、とても音が好きで」

「○○なんて大したことないよ、音も汚いし。全然わかってないねキミ。」

みたいな会話が、床屋さんの椅子の周りで繰り広げられていたと思ってもらえれば分かりやすいかもしれません。キッツイ。怖いな、ジャズ。いや床屋さん。

結局、なんかもうどうでもよくなってきて「眉毛と耳が出るように切ってくれたらいいです」と言ってお任せしたら、結構いい感じに仕上がって出てきました。ありがとう、オジサン。