2023年8月29日の日記

夏休みも終わりが見えてきました。在宅稼業で小6の息子氏と過ごす夏休み。色々と面倒事もありますが、中学生になったら夏休みは部活に友達にと不在なことも多いでしょうから、これはこれで味わいのある時間だな、と思うようになりました。

で、そんな時間ももう、終わり。この1か月の息子氏の1日の生活は、起きる、食べる、ゲーム、テレビ、読書、食べる、ゲーム、テレビ、読書、食べる、YouTube、読書、眠る。で大体構成されておりました。たまにこれらのどこかの間に何かしらのイベントが入ることもありますが、基本的にはこれ。

インドア、ここに極まれり。確かに外も暑いですから、あんまり無理に外、外、という気にもなれないですが、やっぱりちょっとねえ、と思う気持ちもあり、夕方の涼しい時間に散歩に連れ出したりもしておりました。

でも、やっぱり人間、家に根付いてしまうとなかなか外には出たがりません。これは困った。ということで、ならばインドアで運動しようぜ、とラジオ体操に取り組むことにしました。フルパワーで取り組む、全力ラジオ体操。3分間でしっかり汗をかくことができる、かなり強度の高い運動だと再認識いたしました。

たまに息子氏がふざけてテレビの前に立ち「見本を見せない意地悪」をするのですが、こちらもラジオ体操との付き合いにかけては彼に譲るところはありません。「体が覚えてらっ!!」と流川よろしく音楽に合わせて体の側面を伸ばす父親に、息子氏も「え、なんで?」と困惑の表情を隠せませんでした。

いい汗かいた。私も息子氏も満足です。やっぱり運動は良いよね、という話から、お父さんが君くらいの時はね、と、若い世代からしたらハッキリ言って聞きたくない「あの頃は」の話を父親はしてしまいます。

野山を駆け巡っていたね、川で魚釣りをしていたね、というようなトーク。兎美味しカノヤマ(ジビエ料理店)。実際には野山も川もないコンクリートジャングルで育った私ですが、あの頃トークには多少の盛りも許されましょう。熱中症などが騒がれない頃の、遠い記憶。

そんなオヤジのクソつまらないノスタルジートークが終わり、「分かったかい?」と息子氏に振ると「そうなんだね、ところでそんな子供時代を送ったのに、どうしてお父さんはそんなに太っているの?」と実にキレイな、お手本のようなカウンターパンチ。

私の子供への教育方法は間違っていなかったんだなという確信と、子供のコメントに対するシンプルな戸惑いが、同時にやってきて私の目の前で固い握手。やっぱり、運動の習慣は大事だよね、という他ありませんでした。

新しい時代の芽はもう出てきているのですね。