2021年6月29日の日記

EURO観戦記#17。

油断しました。

いつもなら夜の観戦の時間まで、EUROの結果を見ないように細心の注意を払って過ごすのですが、今日に限ってSNSを何の気なく見てしまい、勝敗の結果だけが目の中に飛び込んできてしまうという。点差まではわからなかったので、まだ見る価値はある、と自分に言い聞かせ、EURO観戦をレッツビギン。

クロアチア対スペイン。

知ってるよ、スペインが勝つんでしょ、ほら頭から圧倒的にスペインが押し込んでるじゃない、と思っていたら、ウナイ・シモンがバックパスの処理ミスをやらかし、壮大なオウンゴールを見せてくれました。話が違くない?

それでも押せ押せのスペインが一点取って前半終了で同点。なるほど、ここからスペインが得点を重ねるのだな、と後半を見る。確かに後半も相変わらずのスペインペース。アスピリクエタ兄貴のゴールを含む二得点を上げて、さあこれで試合は終わったゾ!と思ってたら。

85分に闘将モドリッチの意地と気迫の相手陣内持ち込みから得点が生まれると、アディショナルタイムに入ってからクロアチアに同点ゴールが生まれる。おいちょっと待て、話が違くない?(二度目)

延長戦。同点ゴールを取ってイケイケのクロアチアでしたが、それでも疲れてきたところで、スペインが盛り返して二得点を奪い、スペインが勝ちましたとさ。結果は合っていたけど、想像を絶した、とても疲れる試合でした。

何の気なく桃太郎の話を読み始めたら、犬キジ猿それぞれに三顧の礼を行って、鬼が島に連環の計を施すくらい、紆余曲折が激しかったです。

その疲れも取れないまま、フランス対スイス。

これも知ってるよ、スイスが勝つんでしょ、はいはいジャイキリジャイキリ、って見ていたら、今度はちゃんとスイスが先制してくれて、これは話の通り。桃太郎が桃太郎である世界。嬉しい。

後半の早い時間帯に、スイスがPKを獲得。が、ロリスが見事にシュートを止める。なんか少しきな臭くなってきたんですけど。と思って見てたら案の定、フランスが勢いを取り戻し、ベンゼマが信じられないトラップから得点を上げて同点。二分後にまたベンゼマが得点を決めて逆転。続けてポグバがミドルシュートを突き刺して、3-1。話が違くない?(三度目)

あれかな、SNSもバグることがあるのかな、と思ってたんですけど、スイスが81分、90分と2得点を上げて、同点。美しき帳尻合わせの世界。ということで、個人的に今日2回目の延長戦へ。

延長戦。決定機は両チーム各々あったけれども、得点にまではつながらず。なんでカンテだけはあんなに走れるんだろう、と不思議に思ったものでした。

で、PK戦へ。スイスもフランスも4人目まで全員決める。スイスの最終キッカーも決める。フランスの最後のキッカーはエムバペ。え、スイスが勝つってことは、エムバペ外すの?と思ったら、外した。SNSにバグなんてなかった。

これもあれですね、浦島太郎を見ていたら、助けた亀に連れられて、デススターでオビワン・ケノービの死を乗り越えて乙姫様を助けて、竜宮城にてハッピーエンド、みたいな壮大な紆余曲折ぶり。疲れるんだよ。

ということで、二試合のボリュームがすごすぎて、見終わって頭がくらくらしています。勝敗の結果を知らずに見ていたら、間違いなく泣いていただろうな。

教訓、油断は良くない。

以上です。