2021年7月12日の日記

EURO観戦記#22。フィナーレです。

午前3時50分に起きてWOWOW立ち上げたら、God Save the Queenに間に合った。OK。というかウェンブリー、コロナなんてどこ吹く風の超満員。イングランドのホームぶり、エグイ。

さあ楽しい試合になるといいなあ!と期待に胸を膨らまそうとしていたら、イングランドがあっという間にイタリア陣内までボールを運んで、右に左に揺さぶって、ルーク・ショーがダイレクトボレーを決めて先制してしまった。揺れるウェンブリー。

そこからはイングランドが試合を支配。それでもマウント対ジョルジーニョがガチンコでぶつかる様は、チェルシーファンにはたまらない。もっと見ていたい、という気持ちをあざ笑うかのように、スタンドにカメラが向けられると、ベッカムトム・クルーズが楽しそうに談笑しているシーンが映しだされる。お前ら試合観れ。

ベットムはさておき、前半のイングランドは3バックだわ、ケインが下がってくるわで、イタリアを前に進ませない、見事としか言いようがない出来だったのに、後半キエーザがカットインからのシュートで決定機を作ったあたりから流れが変わり、その流れをうまく引き寄せたボヌッチがコーナーの乱戦を制してゴール、同点。

そこからサウスゲートが御乱心。攻撃的にいきたい、ってことなんだろうけど、トリッピアー、ライス、とどう考えてもまだ機能している二人を下げて3バックを4バックに戻し、結果イタリアがさらに自由を取り戻す。でも点にはつながらず、延長戦に入り、そこでも決まらず結局PKに。

こんないい試合がPKで決まるもったいなさ。ウェンブリーでイングランド相手にPKってどんな罰ゲームよ?と思ったものの、よく考えたら、この人数のサポーターの期待を背負うイングランド選手はこの応援をプラスの力に還元できるのだろうか。

あれ、これって意外とイタリア有利なんじゃね?と当たり前のことを新事実のように思い付く私。案の定、延長後半にPK要員として入ってきた若きラッシュフォードとサンチョが連続で外し、最終キッカー前でイタリア3、イングランド2。わあ怖い。

イタリアの最後のキッカーはジョルジーニョ。まあこいつは心臓に毛が生えているし、大丈夫だろ、と高をくくっていたら、ピックフォード(とゴールポスト)がまさかの魂のセービング。まだだ、まだイングランドは終わらんよ!と最後のキッカーを見たらサカ。

サカ(19歳)?

サウスゲートの御乱心(本日二度目)。キッカー後半のメンツがラッシュフォード、サンチョ、サカというヤングライオンズ。こいつらでPK戦勝てれば、話題にもなるし良い経験積めるかもしれないけど、負けたらトラウマものだよ!

とハラハラしていたら、やっぱりサカが失敗して、イタリアが勝ち、サカ号泣。そりゃそうだ・・・サウスゲートとは鬼か悪魔か。とりあえず叩かれるだろうな。

で、イタリアが優勝、ドンナルンマも大会MVP、トロフィー掲げてフィーバー!ウワー!となったとき、あれだけぎゅうぎゅうだったウェンブリーの観客たちはいつのまに帰途についたのか、スタンドはもぬけの殻でした。冷たいねイギリスの人たち。

いやはや、笑いあり涙ありおまぬけありの楽しいEUROの1か月間でした。一番の間抜けはサバ落ち、ネタバレを繰り返したWOWOWでしたけどね。お前だけは許さん。

ということで、さようならWOWOW、またいつかいいコンテンツで。

以上です。