2021年1月17日の日記

緊急事態宣言が出るまでは息子氏とよく映画館へ映画を見に行っていたものでした。それが、緊急事態宣言が出てからというもの、連れていくこともかなわない。いや、連れて行ってもいいんだけど、特に自分にも息子氏にも響く作品が見当たらない。

これじゃかわいそうだな、と思い、家でプライムビデオ使って見たい映画見てもいいよ、といっても別に反応はない。悲しい。見るものと言えば30分番組のドラえもんクレヨンしんちゃんのエンドレスループです。それはそれで親的につらいものがある。

あんなに映画好きだったのにそんなにダメージを受けていないのはどういうことだ、と親としては疑問に思うわけです。いや別にダメージを受けてほしいのではないですが。それで一生懸命考えてみると、一つの解が目の前に現れました。

ポップコーン。

そういえば彼、映画館に行っても暗闇でガサガサ、ガサガサとポップコーンを漁っていたよなあ、スクリーンも見ずに。ポップコーンの売り出しが一時期停止されたときはわかりやすく落ち込んでいたっけ。と思うと、彼は映画がみたかったんじゃない、ポップコーンが食べたかったのだ、ということに気が付いたのです。親に似たのか、ちょっと悲しい。

で、それならばと家でポップコーンメーカーを買ってみました。本格的なものではなく、シリコン製のバケツで、中にタネを入れてレンチンすると出来上がる手軽でお安いやつです。早速家に届いてお試しに作ってみると、まあ簡単に出来上がること。フレーバーも塩やカレーなどアレンジできますし、油を変えれば香りも変わる。わあ楽しいなあと家で一人で試しポップコーン作りが続きます。

気が付くと、結構あったはずのポップコーンのタネは随分と減り、息子氏と家で作る際には二回分にも満たないほどでした。息子氏がっかり。親は親で威厳を保ちながら「食べ過ぎはだめ!また買ってあげるから!」とのたまうのですが、そんなことをいう私の胃袋は一人で作ったポップコーンでこっそりと胃もたれを起こしつつありました。

ポップコーンって胃もたれを起こす食べ物だったんですね。日々是学習。