2020年4月17日の日記

1~2か月ほど前、子供のお家時間が長くなったくらいのタイミングで、運動不足になるといけない、と思い、子供に自転車の漕ぎ方を教えることにしました。さすがに3年生になる前には乗れるようになった方が良いのかなと思い。ていうか親がさぼってました。親がさぼっていけません。
ということで、ヘルメットを被せて、とりあえず自転車にまたがらせてみました。そこからキックで前に進む、をひたすら1時間、広い公園に移動してキックで左右に曲がる練習を30分くらいやらせて、安定してきたかなーというところでペダルを漕がせてみると、あれよあれよと乗れるようになってしまいました。子供ってすごい。
ただ、スタート時にふらふらしてしまう、漕いでいてもやたらとふらつく、など、普通の道を走らせるにはちょっと危ないなーという状態が長く続いたので、これはもう少し踏み込んで乗り方をアドバイスしなくてはならないな、と思い立ち、普段の自分の乗り方を顧みてみることにしました。
「腕が突っ張っているな、腕はこう曲げて、ハンドルに体重をかけるといいな」
「背中が曲がっているな、でも背中は曲がっていてもいいかな、あれ、伸ばした方が良いのか、でもそうすると腕が突っ張るな」
「スタートの時は漕ぎだす足と反対の脚で地面を強く蹴ってから、あれ、漕ぎだす方が先?」
「漕ぎだしてバランスをとってから二の足を漕ぎだすよな、ん、二の足を漕ぎだしつつバランスをとるのか?ていうかバランスって何?」
いつの間にか、子供の乗り方そっちのけで、自分の乗り方を見つめ直す作業に没頭してしまい、一つ一つの動作に分解して考えているうちに混乱してきて、最終的にはうまくバランスが取れなくなってしまい、心を無にして自転車にまたがり、「感じるままに乗れ!」と自分を勇気づけないと乗れない時間が10分ほど訪れてしまいました。
ほっといていたにもかかわらず、子供はいつの間にか上手に自転車に乗れるようになっていました。今では一緒にサイクリングを楽しめるほどに上手くなっています。あの時間は何だったんだろう。