2021年12月4日の日記

明日(12/5日)は18時半より、赤坂ドットアンドブルーにてセッションホストを務めております。柏原ゆう子(pf)さんとご一緒させて頂きます。12月はアースウインド&ファイヤーのセプテンバーで歌われている月でもありますね。どうぞよろしくお願いいたします。バーディ・ヤ。

のんびりと過ごす夜。ふと息子氏が「なつ・なつ・なつ・なつ・ここーなっつ」と口ずさみました。ざわめく我が家。もちろんその歌は石川優子チャゲ氏ご謹製の「二人の愛ランド」であります。しかしそれをたかだか齢10の息子氏がなぜ。

そこからは壊れたおもちゃのように「なつ・なつ~」だけを繰り返すので、「あーい・あい・あい・あい・あいらんどー、は?」と辛抱たまらずツッコむ私。すると息子氏、「しらない」とのこと。

ちょっとまて、と。

どこでそのフレーズを教わったかは知らないが、上の句だけ示して下の句を隠すようなは教え方は許せません。我が家の教育方針に真っ向から対立する姿勢であり、いわば危険思想であります。これは看過することができない。お父さんロボ出動であります。

「ほらごらん」と、私は自分のスマホを取り出し、Apple Musicで「二人の愛ランド」を呼び出し、再生する。冬の静かな夜に突如鳴り響く、すっとんきょうにさわやかなイントロ。おれたちの二人の愛ランドの始まりです。

久々聞きましたけどあれですね。すごくいい。石川優子の時代を感じさせるAメロ前半を受けて、チャゲ氏の120%フルスロットルのAメロ後半。キーを石川優子に寄せたせいで苦しいのはわかるけど、まだ始まって1分経ってないぜ?とチャゲ氏を制したくなるようなハイテンション。チャゲは時代を超越している。

正直、サビまで聞いていてウキウキしていたのは私だけでしたが、サビの手前の呼び出し部分で子供の目は次第にウキウキしはじめ、初めて聞く曲にもかかわらず「なつ・なつ~」のところをユニゾン。何それすごい。しかし「あーい・あい~」となったところでスーンと黙る。それはそれですごい。

これってこういう歌なんだよ、口ずさむならここまで歌おうね。と教育してみますが、よく考えたら「二人の愛ランド」にここまで真面目に取り組むこの努力はなんなんだろう、と自分でも不思議になり、まあこういう曲が元ネタなんだよ、とトーンダウン。尻すぼみ。

あとはゆっくりと、久々に聴く二人の愛ランドを楽しんでいました。途中、ああドラムが電子的で良い音してるなあ。と思ってYouTubeでPVを見たら、これでもかと言わんばかりの六角形のパッドを並べた電子ドラムを叩いていました。すごい。そしていきなり画面が九分割されるPVの編集方法も、この動画時代には逆に新しいんじゃないでしょうか。今日も一つ賢くなったと思ったものでした。

ところで、息子氏に「なつ・なつ・なつ・なつ・ここーなっつ」だけを刷り込んだ人には正直に手を上げてほしいと思います。怒らないから。むしろ褒めますから。