息子氏の検定試験の付き添いで街に出かけておりました。
で、試験に送り出してからは特にやることもないので、ネットつながるところで作業でもしていようか、と街中をぶらついていたのですが、街中の2%くらいの人は何となくハロウィン仕様になって歩いておりました。
ハロウィンが流行ってきたのは分かるが、パーティーではなく街中での仮装。必要性はないように思えます。この人たちの目的は何なのだろうか。近場で仮装パーティーやってるから、もうこのまま行っちゃえ!てなもんなのでしょうか。たいした度胸です。
もしかしたら、リアルハロウィンをやろうとしている人もいるのかもしれませんね。街中ですれ違う人々に対してイチイチ「トリックオアトリートオアダイ!」とかやる。結構めんどくさいな。
子供などは親に仮装させられてる感の強い子もいます。端的に言えば目が死んでいる。後ろから見るとウィッチハットに長ーいマントを羽織って、まあかわいいですね!と思うのですが、前に回ると半目で遠くを見つめながらニコリともしない。本当に魔女になり切っているのかもしれませんが、お父さんお母さんはそれを望んでいないと思うよ。
そんなこんなで仮装してウキウキする人たちを眺めながら街を歩くのも楽しいものです。とか思っていると腹が減ってくる。ちょうどよさげな町中華があったので、少し並んで入店する。
大好きな茄子と豚肉のみそ炒めがあったので、これを注文して待っている。なんて平穏な時間。私は自由。と思っていた矢先。
「え!?」
「何!?」
「よくわかんない!」
と怒声が響き渡ります。私の平穏は雲散霧消。私の方がよくわかんない。ええいふざけるな、何事だ!ちょっと声の小さい店員さんをいじめる声デカおじさんでもいるのか!とちょっとお怒りモードで周囲を見ると、確かにオジサンと店員が話をしています。
店員さんも普通に説明しているのに、オジサンが一向に聞こえていない。それもそのはず、イヤホンつけっぱなしでお話をしているのですから。そこからもオジサンは大声で問答を繰り返し、ようやく納得いったときの「ああわかったわかった」という声のデカさが今日イチでした。お前もう黙れ。
どういう人生送ってきたらイヤホンつけっぱなしで赤の他人と話ができるんだよ、とイライラしていましたが、あれもまた仮装かな、と思ったらなんとなく笑えてきました。耳から白い糸を垂らした怪人。HAHAHA。キモすぎて笑えん。
かく言う私も、来年こそはリアルミシュランマン仮装から脱したいと思います。