2022年7月8日の日記

先日家でボンヤリテレビを見ていたら、クイズ番組で「征夷大将軍スペシャル!」というのをやっていたので食いついてみていました。でもね、「鎌倉!室町!江戸!」みたいに幕府ありきのスタンスだったので、ふざけんじゃねえよ、坂上田村麻呂クンを無視ってんじゃねえよ、お前ら征夷大将軍エアプ。と憤っていたら、麻呂、ちゃんとベスト10には入っていましたね。日本もまだまだ捨てたもんじゃない。

そんなこんなで最近疲れ気味なのか、なんとなくテレビを見てしまうことが多いです。YouTubeは有目的的なんですけど、それにも体力がいるということなんでしょうか。オジサンにはツライ。テレビを垂れ流して無目的的にボケナスと見ている時間のなんと心地よいことか。これを人は堕落というのでしょうか。いいじゃないの、幸せならば。

子供がテレビを突然プライムビデオに切り替え、「名探偵コナン」1stシーズンを見始めても何も感じません。ただありのままを受け入れます。毎回気絶させられる名探偵殿は脳に損傷を負わないのだろうか、とか、コナンの長尺の推理展開を、人に怪しまれないレベルの口パクで合わせられるアガサ博士の反射神経と瞬発力はジャズ向きなんじゃないか、とか、色々なことが頭を巡りますが、それもまた楽し。

そんなこんなで今朝も朝飯食べてワイドショーの冒頭を見ていたのですが、またコロナが流行り始めたみたいで、

「渋谷の街は緩んでいます!」
「若者はマスクをしていません!」
「こんな夜中まで飲み会を!」

と風紀委員よろしく指摘するワイドショー氏。昨日まで散々世間の空気を緩めてきたお前らには言われたくないよ、という気持ちもありますが、それ以上に、教科書に載るようなキレイなハシゴ外しテクニックは、なかなか趣深いものがあります。

ナンシー関の時代から、テレビ番組はツッコまれマシーンとして機能してきましたが、その側面をさらに拡大させた今の世のテレビは、率先してツッコまれポイントを作っているみたいですね。知らんけど。

ツッコミどころが多すぎて、全然ボンヤリ見てられない。