2021年9月11日の日記

そのニュースが発表されてから、ずうっと楽しみにしていた「サマー・オブ・ソウル」を、つい先日見てきました。副題は「あるいは、革命がテレビ放映されなかった時」。ギル・スコット・ヘロンですね。カッコイイ。

まずライブ映像ですが、見たことのないライブ映像ばかりで、その映像も色味が良く、肝心の音もライブ感がありましたので、誰がどう出てきても大興奮。やだ、最高。楽しくないはずがない。

個人的にはフィフス・ディメンションとデヴィット・ラフィンのライブ映像が超カッコよかった。特にデヴィット・ラフィンはそのまま現代に出てきてもクール。なにあれズルい。フィフス・ディメンションのマリリンとビリーの現代版は本当に映画内に登場してましたが、ビリーはつのだ☆ひろ師みたいでした。

音楽ドキュメンタリーにありがちな、演奏をぶった切ってモノローグやらインタビューやらを入れる手法も、さすがにThe Rootsのクエストラブが監督をやっているだけあって、ライブ映像と音を壊さない絶妙な乗せ方や挟み方だったと思います。

また最高潮に達するシーンの作り方も見事で、ちゃんとストーリーの下地を作って出演者のライブ映像の順番を調整し、特にマヘリア&メイヴィスやニーナ・シモンが出てきて盛り上げ切った時には、鳥肌が止まりませんでした。すごいぞクエストラブ!

この映画の持つメッセージ性については多少モヤモヤするところもありましたが、音楽映画としては最高。最高。そしてまた最高。オレ絶対また見に行く。

おしまい。