2023年3月3日の日記

先日強風の中、息子氏と散歩していたんですけど、道路を銀色の塊が走っていて何事かと思いました。

冷静に見てみると、いわゆる自転車用ポンチョみたいなものが強風でめくれあがって絡まっちゃっている状態でした。どう考えても視界ゼロなのに意地でも側道を走る自転車氏。あぶねえ。

よくよく考えてみると、あのポンチョって中国在住時代には街中でおばちゃんとかがよく使っていたものなので、妙に親近感があります。いつの間に日本で流行っていたんでしょうか。日本はスタイリッシュなので絶対あんなポンチョ着ないよね、と言っていた人がいた様な気がします、その日本は幻想だったようです。よかったですね。

今は雨の日は自転車使いませんが、若き日の自分は雨の日といえば片手運転で片手に傘、がデフォルトでした。寛容な時代であった。あのおかげで片手運転が異常に上手くなったような気もしています。

その技術向上の行きついた先が、ベースを肩に担いで片手運転で自転車に乗る、という荒業。大学の構内を頻繁に移動していましたが、よく事故らなかったよな、と今思うと恐ろしい。若気の至りというやつでしょうか。至りすぎだろ。

ということを考えていたら、銀色の塊だった自転車氏は一時停止してポンチョの中でモゾモゾモゾモゾうごめいて、ようやく出てきました。熱気で顔は汗まみれ、ポンチョは体を守っていないので濡れ放題。この人何のためにポンチョ着たんだろう。と思っていたら、息子氏から「そういうこと言っちゃだめだよ」と言われてしまいました。

最近心の声がダダ洩れすることが多く、困ります。