2022年9月10日の日記

久々にのんびりとした土曜日を過ごしました。一日中、火曜日19時のサザエさんのオープニングとエンディングを交互にエンドレスで口ずさむくらいののんびりさ。これって関東だけなのかしら。

「まっどをあけーましょ、るるーる、よーんでみましょう、サザエさーん。」

素晴らしいソングですね。小学生時代に聴いていたはずなのに、まだクッキリと覚えています。この後は明るい窓のお向かいさん、とお向かいさん目線で歌詞が進むのですが、いきなり

「わったっしーもサザエさん、あなたもサザエさん〜。笑う声までおんなじね。アッハッハッハおんなじね〜」

と急にオカルト。ドッペルゲンガー。子供心に恐ろしかったことをよく覚えています。曲調自体はメジャーなのですが、それがまた恐ろしさを誘う。

ダメだ、ダメだ。こんな曲は。やっつけにもほどがあるだろう、と。やはりエンディングの方が素晴らしいのだよ、とまた口ずさむ。

「明るい笑いを振りまいて、お料理片手にお洗濯」

もうダメだ。サザエさんのお宅の造りに詳しい人ならばお分かりでしょうが、台所と物干しは北端と南端に位置しているわけであります。片手間でどうにかなる位置関係ではない。

卵焼きを焼いてる間に「タラちゃん、それとって!」と幼稚園児を洗濯でこき使う。児相案件待ったなしかと思えば、洗濯しながら「母さんこの味どうかしら」とノールック味見依頼。老母はどんな思いで味見をしたでしょうか。

「時にはしくじることもあり、ちょっぴり悲しい時もある」

片手間のせいだよ!反省しろよ!と口ずさみながら思うわたしの心は非常に疲れる。なんかサザエさんの歌のテイストって大体こんな感じだな。

そんなこんなで土曜日も終わりであります。のんびりってこんな不毛なのかしら。