2022年5月21日の日記

最近、街中で面白い人をよく見かけるようになったような気がします。自分の面白人間アンテナの感受性が豊かになったのか、それともコロナで面白人間の絶対数が増えたのか。なんでもコロナのせいにするのは僕たち人間の悪い癖ですね。めっ。

昨日面白かったのは、路地の角でぶつかりそうになったおばさんでしたね。私は自転車に乗り、路地に進入する際に、角で一旦止まって曲がってくる人や自転車が来ないか見ていました。まあ、普通の安全確認です。

すると正面からなかなかワイルドなオバ様が。どのくらいワイルドかを説明するならば、「WILD」という単語と共に想起する人間のイメージそのもので良いかと存じます。私の中では超人ハルク。もちろんオバ様は緑色ではありません。

で、そのオバ様と目が合い、お互いを確認。オバ様ずいぶん向こうにいるけれど、どう考えてもあのワイルドさだと人が曲がるのを待つ余裕はなさそう。と、私は自転車を発車させず、オバ様がどこかに過ぎ去っていくのを待つことにしました。
するとオバ様、どんどんどんどんこちらに近づいてくる。私と目を合わせたまま、私の自転車に向かってどんどんどんどん。え、この人何してんの。あぶねえ。

と思ったところで、オバ様、急ブレーキ。オバ急であります。向こうから突っ込んできて、目と鼻の先でオバ急して、オバ様曰く。

「あーおどろいた!」

でしょうね。

オバ様驚きすぎて自転車から降りちゃいましたけど、自転車引きずりながら私に向かって「飛び出しなんて危ないじゃないの」だって。3Dメガネでもかけてるのかアンタ。

その昔バイト先で「目と目で通じ合うなんてことないから」と工藤静香全否定の指導を受けたことがありましたが、まあ世の中そんなものなんだなあ、とここでそのご指導をありがたく思い返した次第です。

これからは突っ込んできそうな人を見かけたら「あやうーーーい!!」と叫ぶようにしようと思います。これで私も街の面白人間入りでしょうか。

以上です。