2021年11月8日の日記

人生の断捨離。みたいなことを考えてみると、意外と執着心強いんだな、マイハート。と改めて思う次第であります。

世代的にも最後の物欲世代なのじゃないでしょうか。青春時代ど真ん中では「CDシングル(死語)は200万枚売れるのが当然」みたいな風潮がありました。タワレコとかHMVとかユニオンを行ったり来たりして、少ない手持ちの使い道を考えるのが楽しかったあの頃。思い出の詰まったCD達を手放せないでいるマイハート。

さらに、いまだに聴きたいアルバムもたくさんある。サブスク時代と言ったって、いまだにサブスクで聴くことのできない名盤は多数ありますので、ならばと私はCD屋に今でもセコセコ通っては、憧れのあの子の姿を追い求めるのであります。まあ大抵、憧れのあの子はアフロだったり髭モジャだったりするわけですが。

モノが無くならないなーと思う一方で、昨日遊びに行ったセッションの場で「これからジャズベースを始めます、何を勉強したらよいのでしょうか」と、難易度の高めのディフィカルトな難問をぶつけてきた青年とお話しする機会がありました。

「Master Dave HollandのEmerald Tears一択だよ!ユニオンへGO!」

と、昔なら鼻息荒く伝えていたかもしれませんが、デジタルネイティブなイマドキの若者にそんなこと言おうもんなら、「物増やせとか、それってパワハラ」「自分、現物の買い方知らないんで」とか言われて、憤死するに違いない。

死ぬのは怖いので、サブスクで当たれる名盤をいくつか提示してお許しいただきました。相手の方も、すぐにジャケットとか曲目なんかをイメージできるので、話が伝わりやすく一石二鳥。若きヤングメンはテクノロジーと手をつないで歩いてゆく。私のマイグラデュエーション。

まあ自分もサブスクとCDのハイブリッド生活を送ってますし、良いところを補い合わせて、楽しいミュージック生活を過ごせればいいんじゃないかなと思っています。

じゃねえよ。こんなことだからモノが減らねえんだ。だいたいエメラルドティアーズ、サブスクで聴けるじゃねえか。大発見。でもこのアルバムはアンプから大音量でかけ流したい。ジレンマ。

こんなことでは人生の断捨離が全く進まないので、先日食べて相当げんなりした二郎系と、テレビでさっき見てげんなりした激辛チャレンジ系を私の人生からサヨナラすることで、断捨離バランスを取ったことにしようと思います。バランスは大事。

そもそも断捨離って本当に必要なのかしら。