昔住んでた駅前のマンションが取り壊されて向こう側のマンションが見えるようになっていた。
今は亡きあのマンションにはステキな思い出ばかりがあった。
扉が狭くて洗濯機が入らないことに始まり、低い天井、湿っぽい畳、意味のわからない梁、小さい風呂。隣の家には出身国不明な方々が常に出入りし、夜にはカラオケ大会が催されてアジアっぽい曲を覚えたっけ。
この家から見える作りかけのスカイツリーがニョキニョキと伸びていって、さあ出来上がるぞ!というときに中国行きが決まってサヨナラしたのでした。実際には先に新居に引っ越したのでしたが。
ひさびさにノスタルジーというものを強く感じる風景でした。