2019年12月7日の日記

来年年始は札幌に帰省する予定ですが、帰省中の1月5日(日)に札幌ジェリコで上西美帆さんとのライブがありますので、ご興味のある方ない方、どなたもジェリコに集合いただけると幸いです。自分でいうのもなんですがアレ、もといレアです。
12月もセッション/ライブやっておりますので、スケジュールご覧になっていただけると嬉しくて嬉しいです。

さて、先日iPhoneを新しくしたのですが、なんだかんだ言ってやっぱり高い。買うために様々な言い訳を用意しなければなりません。やれ電池の持ちが悪いだの、24か月で換算すると高いけど48か月で換算すれば妥当だの、メルカリで下取り的に出品すれば何かといいらしいよだの、それはもう言い訳しました、自分に。

で、先代は下取りに出して、買うにあたってもポイントかなんかつければよくない?と思い、買う決意をしたのです。ということで、目先のミッションを「SIMフリーiPhoneを買う」「2台」「ポイントをつけて」というところに定め、行動を開始しました。

まずは俺たちの北の玄関口、上野の家電量販店に出向き、アップルコーナーに行って「SIMフリーiPhone二台くださいな!!」といったところ、SIMフリーiPhoneは同じ系列だと秋葉原でしか扱ってないと言われました。ものすごく出ばなをくじかれましたが、ここで一つ利口になりました。「SIMフリーiPhone秋葉原でしか買えない(この量販店の場合)」

とぼとぼと秋葉原まで行き、アップルコーナーで「SIMフリーiPhone二台くださいな!」と伝えたところ、目の前に大量のiPhoneサンプルが展示されているにもかかわらず、ここでは売っていません、あちらです。と申し訳なさそうに言われ、こちらもなんだかいたたまれなくなって微妙な空気が流れましたが、ここでも一つ利口になりました。「SIMフリーiPhoneはあちらで売っている」

あちらに出向いて「SIMフリーiPhone二台くださいな」というと、またしても店員さんが申し訳なさそうに「在庫の都合があり、おひとり様に限り一台しかお売りできません」と言われました。転売ヤー対策でしょうか。「じゃあ一回買って、外に出て、また買いにくればいいですか?」とこちらもどこかの転売ヤーのような愚にもつかないことを言ってみますが、「おひとり様、一日一台限りでございます」とけんもほろろ。家で嫁が電池を切らして泣いている、もうここしかすがるところがない、など悲壮感を漂わせてみるも、さすがの大企業、堅牢なマニュアルの前になすすべもなく、私はまた一つ利口になりました。「おひとり様、一日一台限りでございます」

目の前に大量のiPhoneが積まれているのに買うことができない。中学生時代、信長の野望武将風雲録で、あまりの教養の低さに今井宗久に「生憎在庫はございませんな(お前に売る茶器はない)」と突っぱねられた過去を思い出しながら、私は泣く泣く一台のiPhoneを注文し、「ポイントは貯めてください」と伝えましたが、「iPhoneについてはポイントはつきません」とバッサリ切られてゲームセット。私はさらに一つ利口になったのです。「ポイントはつきません」

ミッションのうち、二つを達成できなかった私は、手元にある自分の新しいiPhoneを見つめながら「妻の分をどうしようか」と考えました。今手元にあるものを妻に渡すという考えには及びませんでした。仕方なく、帰りの道すがら、appleのオンラインショップにアクセスし、妻の要望通りのiPhoneを購入すると、明日の朝には届きますというメッセージが。あれ、これってポイントつけることにこだわらなければ、こんな苦労することなかったんじゃね?と思い、なんだかとっても良い学びができたなあ、とポジティブにとらえることが困難なくらい、打ちひしがれて帰途につきました。「四の五の言わず、iPhoneappleのオンラインショップで買いましょう」

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