出先に本屋があったので、ちょいと立ち寄って久々に平積みの本を眺めていたら、あら、あの作家さんが新刊を出してるワ、とか、あの落語家さんの芸談本が出ているじゃない、とか、色々な発見があったわけです。
欲しいな、と思ったものの、私のキンドルくんには未読の本がこじゃんと詰まっております。何かを買おうとすると、その筆頭であるマイケルブレッカー伝くんが「早く読め」と私をにらみつける。
ああほしい、でも買えない、怖い、マイケルブレッカー。となぜかマイケルが全ての判断基準になってしまって、ほとほと困り果てています。忙しいとは心を亡くすと書く、とはよく言ったものです。
でもよく考えたら、マイケルのおかげで無駄な出費を抑えられた、ともいえるかもしれません。生活の規律が正される瞬間。私からだらしなさが排除される、まさにその時。ありがとうマイケル。こんにちはマイケル。おはようからおやすみまで。
人は誰もが心に一人はマイケルを持つべきなのかもしれません。
本当に心を亡くしている気がしてきました。