2022年10月16日の日記

昨日は荒川ジャズ楽団本番でした。笑いあり、涙あり。ウソ。笑いしかなかった、最高に楽しいステージでした。

そんなステージが終わって、さあ打ち上げ。みんなでワイワイ騒ぎながら会場に向かおうぜ!と行きたいところなのですが、残念ながらマイ楽器がデカ過ぎて、持ち込めばお店に迷惑をかけるし、何より自分が飲み終わった後にちゃんとあのバカでかいブツを持って帰れるか自信がない。

ということで、ライブ後一度家に帰って楽器を置いてくるのが、毎年恒例のルーティンです。みんなのワイワイを横目で見ながら、毎年トボトボ一人で家路に着くのはなかなか寂しいものがあります。

でも今年は大丈夫。強い味方の某350ml缶が何故か手元にあるのです。楽器をゴロゴロ転がしながら、350ml缶を傾けつつ帰るのも、開放感があっていいじゃないか、という趣向です。行儀悪いけどたまにはこういうのもいいんじゃないかな。良い子は真似してはいけません。

ということで、楽器を持って表に出て、缶を開ける。さあ帰るぞ、俺は飲みながら帰るんだ!と意気揚々。揚々ついでに写真も撮ろう、とスマホを取り出す。完全におかしなテンションになっています。缶と風景を一緒に収めてパシャリ。ハハハ俺は自由。と撮った写真を眺めてみると。

警察?

そうでした、会場の目の前には警察署があり、どう考えてもこの前を通らなければ帰れない。まあ外で350ml缶を飲んでたからなんだという話なのですが、それを得体の知れない巨大物体を転がす巨大な40代男子がしていたら、警察の皆さんを混乱させてしまわないかしら。それにほろ酔い加減で職質でもされたら泣いちゃうかもしれないし、なにより打ち上げに出られなくなっちゃう。

李下に冠を整さず。そんなことを考えた小心者な私はその場で缶を飲み干し、ほろ酔い加減で警察署の前を通り過ぎて、例年通りトボトボと一人寂しく家路についたのでした。

その後の打ち上げが楽しかったのは言うまでもありません。