2022年5月14日の日記

先日渋谷を訪れた際、夕刻を少し過ぎていたので小腹も減り、晩飯がてら何か食うか、とタワレコ付近をさまよっていたところ、メキシカンファーストフード的なお店が目に留まったので入ってみました。

看板には黄色地に黒でいかにもメキシカンな人名を冠した店名と、その名の主と思しきいかにもメキシカンなオジサン二人組の顔。その殺伐とした雰囲気に私の中のメキシカンも喜ぶ。そんなところにいたのか、私の中のメキシカン。

上海在住時代の勤め先の地下にもメキシカンファーストフードがあり、そこはブリトー専門でしたが、雰囲気が似ていてちょっと嬉しい。タコスとブリトーが選べるのでブリトーを選択すると、中身の肉の種類とソースの辛味だけ聞かれて、それ以外はお店にお任せ。上海のお店はサブウェイばりに中身を細かく指定できたので、その辺りは少し寂しい気もしましたが、そこはそれ。郷に入っては郷に従え。俺の郷はここなんだけどな。

で、出てきたブリトー穀物多めで食べ応えあり、ソースも自分好みで非常に美味い。あ、これ近くにあったら通うやつや。と思いながらあっという間に食べきってしまいました。

いやあ、やっぱり食はメキシコにありだな、ここにコロナがあれば言うことなし、ありがとうメキシコ!なんてことを考えつつ、お店を後にして、お店をもっと詳しく知りたいとググってみたら、オーストラリア資本のお店なんですね、ココ。

"本場のメキシカンのおいしさとラテンカルチャーの体験を広める"

というコンセプトらしいですが、それをオーストラリア人が日本人に広めるのは、どうなんだろう。幾分モヤモヤしたものの、まあ実際に美味かったからどうでもいいや、という気持ちが勝ち、むしろ、ありがとうオーストラリア!と感謝の矛先まで変える持ち前の無節操さを、渋谷の街で発揮しておりました。ああ美味しかった。

オイシイは正義!