2022年4月27日の日記

先日家で作業する際に使っている椅子が壊れました。具体的には座面がグラグラしてバランスボールよりも不安定な状態となり、座面を上下させるシリンダーもなんかガクガク動くし、勝手に低くなるし、席を外せばガタガタ鳴らしながら座面を高くしてしまう。

もうイヤダ!と思うのも仕方のないことです。もう15年以上使っている椅子ですから、まあ壊れるのも仕方ないかな。と思い、Amazonでお手頃の価格の椅子を買いました。いわゆるゲーミングチェア、というやつで、リクライニングもできるニクいやつ。

で、それが我が家に届いたのですが、何ていうんですかね、箱の外側からそこはかとなく漂う大陸の香り。説明書も、段ボールへ印刷されている文面も、全ての日本語が面白い。運んでくれるドライバーさんへの注意書きが「ダライバーの皆様へ」になっているし。なんか発音いいな、と思わせられます。

まあ元中国暮らしの人間がこんなことでピーピー言っていてはいけない、と早速箱を開封すると、ものすごく立派な中身。座面にしろ背もたれにしろ、自分の思っていた1.5倍くらいでかい。クッション類も付いていて、ネックレストに腰当てクッション。前の椅子の故障で腰にすごい負担がかかっていた私に、この仕様は嬉しい。

嬉しいんですけど、これらのパーツパーツがいちいち重たい。これを一人で支えながらネジ回して、というのを繰り返していたら、危うく腰をイワせてしまうところでした。同じ体勢で延々と16個のネジを外してまたつけて、というところでは、ここ最近でもなかなか味わえないタイプの苦行だな、と思いながら、私の目にはうっすらと涙が浮かんでいました。

そんなこんなで1時間半かけて椅子は完成。大変すぎない?こんなもんなんでしょうか、ゲーミングチェア。とはいえ、かけた時間に比例してできた満足感はなかなか高いものがあります。シリンダーの動きはスムーズ、座面は安定そのもの。この時代に労力をかける素晴らしさを教えてくれた大陸風味の椅子くん、ありがとう!と、私はこの子とまた10数年を共にする気持ちを強くしたのでした。

ところで、組み立て終わった後に謎のパーツとネジが結構な量余っているんですが、これって何か手落ちがあったってことなんですかね。設計書通りに作ったはずなんですが。ものすごく不安。