2021年7月4日の日記(上)

それにしても雨が止んでくれません。時たま「止んだな」と思うと、それが子供のサッカーの時間にドンピシャだったりします。で、そういう時に限って自分が付き添い当番の日だったりするのです。エモい。

当然グラウンドには水たまり。逆に水たまりはグラウンドにしかできないんではないか、と思ってしまうほどの、この字面の親和性。このままだと、チーム中の子供たちが泥だらけになり、チーム中の親御さんたちは泥だらけの子供に阿鼻叫喚。従い、全ご家庭の安寧を守るべく、せっせとスポンジで水を吸い出して、水たまりを除去していくことが求められるのです。

ワタクシ、ご存じの方にはご存じの体形ですので、腰をかがめての水吸出し作業というのは実にツライ。最初の5分くらいは水を吸い出すと見せかけて、かがんだ時の最も安定するポーズを模索する時間に充てています。

で、最も安定するポーズを探し当てたら、あとは親の仇のように水を吸い出していくのですが、子供って全般的にあれなんですかね、気になるものに意識が向きすぎるんでしょうか、ミスキックで明後日の方向に飛んだはずのボールが、その明後日の方向に位置する水たまりに向かって、ことごとく飛んでくる。

これが一球くらいなら、片手でスポンジを操り片手でボールをキャッチ、といけるのですが、二球以上になるともうダメ。見事にボールは水たまりにダイブし、水たまりの周囲でスポンジを操る大人たちは泥を浴びることになるのです。今、沸き起こる阿鼻叫喚。

なんでゴールを狙うと外すのに、水たまりにはドンピシャで向かわせることができるのか、彼らの歪んだ才能には目を見張るものがあります。なんなら泥跳ねを食らった靴も、ちょっとダメージを受けたペイント風に見えてオシャレな見た目になったかな?と、子供のように描きたいと言った某氏の気持ちも、その時ならわかるような気がしたのです。

が、家に帰って見てみるとやはりただの泥汚れでした。汚ねえ。そんでもって落ちない。詰んだ。

梅雨が改めて嫌いです。