2019年11月4日の日記

我が家のニンテンドースイッチのコントローラーがどうにもイカれてしまっていて困りました。
具体的には移動をつかさどるスティック、昔でいうところの十字キーが、手を放していてもずっと左に入力された状態になってしまい、初代スーパーマリオでいえば、最初のクリボーから逃げの姿勢を取り続けるという、実に屈辱的なスタイルを余儀なくされていました。
大好きなゼルダの伝説BoWでも、崖によじ登っている状態で、コーヒーでも淹れようかと席を立った途端に、崖を横這いし始め崖から落ちて死ぬ。崖は危ないからと平地に立たせておいて鼻紙を取っている間に、敵の拠点に勝手に突撃し非暴力をつらぬいて死ぬ。穴に落ち続けて死ぬ。など、自動左入力の不都合は枚挙に暇がありません。ポーズしておけという意見は聞きません。
仕方がないので、ニンテンドーの指示通りに京都の修理センターに送りつけることにしました。ご存知の方はご存知の通り、ものすごく小さなコントローラーなので、プチプチに包んで封筒に突っ込んで送ればいいやと思ったら、それだけはしてくれるなと注意書きがされている。つくづく人の外堀を埋めるのが上手なニンテンドー
仕方がないので、アマゾンの一番小さな空き箱があったので、それに大量の不要紙を丸めて入れて緩衝材にし、その中にちんまりとコントローラーを鎮座させました。見下ろしてみると、世の中にこれほどばかばかしい梱包もないだろうな、とむしろ可愛げに見えたものでした。
近くのコンビニから元払いで京都に送り出し、家に帰ってアマゾンで新品のコントローラーの値段を見たら、送料と修理代合わせた値段とそう変わらないことに気が付き、PCの画面をにらみつけたまま憤死しそうになりました。周瑜の気持ちがよくわかる。