2022年8月2日の日記

先日、いつものラーメン屋でいつものように週替わりの特設麺を楽しんでいたのですが、BGMがなぜか気になる。BGMが、というか乗っている歌詞が妙に気になるのです。全然聴いたことのないような曲なのに、歌詞が追える。それもすらすらと。

何これ気持ち悪い。目の前の麺に集中したいのに、私の脳内の歌詞ポリスたちがAメロ・A'メロと次々に歌詞を追いかけては捕まえていきます。次第に私自身も麺よりも「この曲なんだっけ?」に意識が集中してしまうのも仕方のないことと言えましょう。

「思いがけないプロポーズ、スクランブルのど真ん中」

サビのフレーズが入ってきたとたん、頭の中にアニメ調で傘が転がるイメージが映し出されました。アニメ?昔のアニメ主題歌なら脳内歌詞ポリスメンが奴らを追えるのも納得ですが、何のアニメだっけ?

歌詞の内容からアニメを推測してみますが、相手の男は結婚の申し込みをします、スクランブル交差点のど真ん中で、しかも雨が降りしきるさなかで。私が主人公なら「いや、さすがにちょっと渡ってからにしねえか」というところです。

だのに、この主人公は交差点のど真ん中に立ち尽くし、クラクションを鳴らされているにもかかわらず聞こえないふりをして、傘を手放しずぶぬれになりつつ感動。世間が私たちに注目しているよ。チュウチュウ。軽薄というか、神経がカッ飛んでいます。

結婚がクライマックスのテーマになるアニメと言えばめぞん一刻ですが、似合わないにもほどがある。斉藤由貴を、そして村下孝蔵を舐めるなと私は言いたい。曲調的には永井真理子の「ミラクルガール」なんだがなあ、と思った瞬間にすべての謎が解けました。

そうそうYAWARAでした。それも谷亮子じゃない方の。今井美樹が歌ってたんだよなあと、今度はYAWARAと今井美樹で調べてみたら「雨にキッスの花束を」というタイトルだそうです。そうですか。情景がよくわかりませんが。ていうかこの曲YAWARAと合ってるのかすら、私にはわかりません。

とにかく、こんな感じで幼少期(?)の思い出が訳も分からず突然出てくるのは落ち着かないものです。結局勢いで食べたラーメンもほとんど味がわからず、また食べに行かなければならない始末。

とりあえず次回は、YAWARAの主題歌は全部おさらいしてから行こうと思いますが、他の方面から攻められたらもうお手上げです。「この曲知ってる!」と打ち返せるのはプロゴルファー猿エスパー魔美くらいか。

根本的には脳内歌詞ポリスメンの暴走を食い止める方が先なんでしょうけど。どうすればいいの。教えておじいさん。(リフレイン)